106 先入観 に ついて
あくまで、個人の感想です。
タイトルが気に入らないからという理由で、今まで敬遠していた小説を気まぐれに読んでみると、意外と面白かったりするから困る。時には、目に入れるだけで不快になるワードをタイトルに組み込んでいる場合もあるのだが、そんな小説のイメージがひっくり返された時は、「もっと他の表現はなかったのか」という気持ちになる。
具体的な例を出してみろ、と思われるかもしれないが、例を挙げることで不毛な争いが生まれそうなので、ここは黙秘させていただこう。私の文章を読んでいる最中に、「あぁ、アレね」というものが思いついた方は、静かにしておくことをおすすめする。
さて、小説以外の例を挙げるならば、食べ物系がいくつか。
一つ目は、見た目透明な飲み物の話。
前にどこかで話したかもしれないけれど、いろ◯すという飲み物の話をしたい。ちなみに某女子高校生のあだ名ではない。飲み物の話なので、あしからず。
それで、いろ◯すの話なんだけれど、知り合いと話している時に「いろ◯すってコワい」って言われた。それで思ったのだけど、見た目透明なのに味がついているって考えるとコワいな。今まで普通に飲んでいたんだけれど、言われてコワくなった。まぁ、それでも飲むんだけどね。知り合いも、透明は味があるはずがないっていう風な先入観がなければ、普通に飲むんだろうか。
二つ目は、お茶にハーブを混ぜた飲み物。
名前は忘れてしまったけれど、コンビニで気になって買ったことが一回だけある。その時は、美味しそうっていう先入観があった。すっきり爽やかな後味で、これは美味しいだろうってね。キャッチコピーにのせられて、財布のひもが緩み、
気が付いたら、
買い物かごに入れて、
金を出してしまっていた!!
背後から近付いてきた商品開発会社の誘惑に勝てなかった私は、さらに飲み物の不味さのダブルパンチを食らってしまった。衝動買いは控えるべきだと思った…。
気を取り直して三つ目。チョコミントのアイス。
これはデラックスなあの人も知らない世界でニガテだと言っていた(気がする)から、人によって好みがわかれるんだろう。私も、ミントはあまり好きな方ではない。単体のイメージが強すぎるのか、美味しそうに思えないのだ。だから、チョコミントアイスは食わず嫌いをしていた。ミント+チョコの組み合わせが美味しくないだろうという先入観があった。だが、食べてみると、これが案外美味しいのだ。ミントだけなら無理だったけれど、チョコが合わさると甘さに爽やかさが加わるのだ。
まだ食べたことがない人で、興味が湧いた人は、食べてみると案外すんなり受け入れてしまうかもしれない。
いろ◯す、ハーブ茶、チョコミントアイス。
他にないかと考えていたら、もう一つ、いや、二つほど先入観についての例を考えついた。
一つは、手品である。
「タネも仕掛けもありません」というあの一言が脳裏に思い浮かぶ人も多いだろう。この言葉から推測してほしい。
そう、手品での先入観というのは、「どうせ、タネも仕掛けもあるんだろう?」というものだ。方法と手順がきちんとそろっていれば、手品は成立するのだろうというのは、最早常識レベルで社会に浸透しているのかもしれない。テレビ番組で、実際の手品師がタネを披露していることも相まって、余計にその傾向が強い気がするのは、私だけだろうか?
先入観をなくして、手品を純粋に楽しむことができなくなったのは、悲しい。サンタクロースの正体を知ってしまった時のような、そんな悲しさがある。
あとの一つは、「高いモノは良いモノ」という先入観。価値あるものは、お金もかかるっていう見方はある意味正解なんだけれど、何事にもイカサマというのはあるから、そこは気をつけないといけない。元手を安くして金だけ毟り取るようなやり方も、世の中には存在しているから。映画のウシ◯マくんで、詐欺みたいな恐ろしい商法をやっていたのを見たことがあるんだけれど、あれは本当にコワいよ、うん。傍から見ている分には、そんなまさかって思うけど。
以上、先入観について色々書いた。他にも何か思い出せそうなことがあった気がするけれど、今は何も思い浮かばない。先入観がその後の思考に悪影響を及ぼすかどうかは、正直その「対象」次第だと思う。「もっと早く食べておけばよかった」と思うかもしれないし、「やる前に疑問を持つべきだった」と思うかもしれない。結局のところ先入観は、持った方が良いかもしれないし、持たない方が良いのかもしれない。はっきりしないものだ。
とか何とか言ったけれど、気づいた時には抱いているんだよね。
先入観って。
いろ◯すの話は、「036 水 に ついて」で語っていた。
CMによる刷り込みが先入観を生んだのかもね。




