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私的徒然草  作者: 半信半疑
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105 識字 に ついて

 平仮名や片仮名、そして漢字を、文字としてきちんと読める・書けるというのは、私にとってもはや当たり前のことになっている。しかしそれは、学習した結果であり、学ぶ前は勿論、読むことも書くこともできなかった。今日は識字の日らしいので、これまでの文字学習に関する記憶をいくつか思い出していこうと思う。


 さて、私が初めて文字学習にふれたのは、小学校に通うかどうかの頃合いだったと思う。私は幼稚園に通っていたが、そこで文字を書いたり読んだりしていた気がしないでもない。しかし、はっきりとおぼえていないので、やはり小学生から学び始めたのだと思う。本格的にはその頃だと仮定しておこう。


 幼稚園から小学校にあがり、よく文字を書くようになった。それは、学習ノートを得たことが理由としては大きいと思う。いや、宿題として文字を書く練習があったことの方が大きいか。平仮名をノートにいっぱい書いた気がするが、どれくらい書いたのか正確なところは分からない。


 加えて、私は『進研ゼ◯』という通信教育を利用していたので、書く練習は結構した方だと思う。学習教材として、平仮名練習のための機械が送られてきたことがあったが、あれには大変お世話になった。一文字一文字に書き順の指示があって、その通りに何度もなぞった覚えがある。音声で読み方を教えてくれる機能もあったので、学習がとても捗った。今、あの機械はもう手元にはないが、久しぶりに触ってみたくなった。


 平仮名と片仮名の学習が終わると、次は漢字の学習である(一年生でも簡単な漢字は習うが、そこは置いておいて)。平仮名と片仮名は漢字に比べて文字数が少ないので学習がきちんと終わる。しかし、漢字は無数といってもいいくらいに存在するので、一生学習しているような気がする。私はそんなイメージを勝手に持っている。


 ここで一つ質問。漢字学習に欠かせないものがあるとすれば、皆さんは何だと思われるか。

 答えは漢字ドリルである。人によっては違う答えかも知れないが、私は漢字ドリルが必要だと思った(そうやって学んできたから、必要なのだと思っているだけだろうけれど)。漢字ドリルとは、書き順通りに漢字を三回ぐらい書かされるアレである。私が使用していたものは細長い長方形のような形であったが、今はどうなのだろうか。そこまで気にならないので確認はしないが…。書き順を確認しながら漢字ドリルに数回書く→用語例などを漢字帳に練習する、というステップを繰り返しながら漢字を学んだのは、すでに遠い記憶だ。


 小学生時代は、漢字ドリルが中心になっていたが、中学校や高校でどんな風に漢字を学習していたかを思い出せない。ドリルのようなものは無かった気がする。いや、あったかな? 教科書に出てきた漢字をそれぞれ漢字帳に練習する形式だったか。よく覚えていないが、似たような方法で学習していたんだろう。うん。不確かなので、中高に関しては、割愛させてもらおう。


 学校を出ると、文字を学習する機会というものはほとんどないように思う。それに手を使って文字を書くということも少なくなり、ほとんどがパソコンのキーボードで文字をカタカタ打ち込み、該当する漢字に変換するという流れ作業。他には、スマホやタブレットの文字をポチポチ押すだけという人もいるかもしれない。


 あんなにお世話になった鉛筆も、握ることは年に一回あるかないか。それが悪いかどうかというのは意味が無いが、少しばかり寂しい気持ちになる。今、文字を読んだり書いたりできるのは、あの時鉛筆を握りしめて文字をかきかきしていたからなのに。


 小学校を卒業してずいぶん経ったが、もう一度自分の手で文字を書く練習でも始めてみようか。使わないと薄れていくばかりなので、覚え直しという意味でも悪くない気がする。意外と、簡単なことを覚えていなくて、読めない書けないということもあるかもしれない。識字率が高いとは言っても、細かくみていけば、どこかしらに穴はあるはずだ。基本に立ち返るのも、必要なことだろう。


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