103 宮沢賢治さん に ついて
専門的な知識をご所望の方は、ご期待にそえないと思う。
8月27日。今日は宮沢賢治さんの誕生日らしい。手持無沙汰だったので、家にある日めくりカレンダーをめくっていると、今日の日付の所に載っていた。
宮沢賢治さんというと、日本では知らない人間はいないと言ってもいいだろう。故郷である岩手に基づいた創作を行なった詩人・童話作家。教科書にも出てくる人物で、ほとんどの人が彼の残した作品たちを読んだことがあるに違いない。代表的なものを挙げると、『注文の多い料理店』や『雨二モマケズ』、『銀河鉄道の夜』だろうか。あと、『永訣の朝』などがある。他にもたくさんあるのだろうけれど、私の中では、先に挙げた作品の印象が強く残っている。
気になって自室の本棚を漁ってみると、宮沢賢治さんの本は一冊しかなかった。他に買った覚えもないので、多分一冊しかないのだろう。その一冊は、草野心平さんが編者をしている『宮沢賢治詩集』だ。童話集ではなく詩集だ。これを買った経緯は、正直覚えていない。ブックオフで買ったことは覚えている。本の裏表紙には「定価240円」の文字が印刷されているけれど、購入金額は108円。いや、105円だったか。
まぁ、金額はどうでもいい。どうしてこの詩集を買ったのだったか。日頃から詩には興味があったから、その延長で購入した気もする。前にはまっていた、ファミ通文庫の『文学少女シリーズ』で、宮沢賢治さんがテーマになっていたからという理由もあった気がする。はたまた、ガガガ文庫の『俺がいるシリーズ(長いので略称)』で雪ノ下さんが暗唱していて気になっていたからだったか。色々と心当りはあるけれども、はっきりとは思い出せない。相変わらずのポンコツな記憶力だ。
(余談だが、漫画に引用された宮沢賢治さんの詩を一つ知っているのでご紹介。『生徒諸君に寄せる』という詩。漫画は、伊坂幸太郎さんの小説をベースにして新しく構成したもの。『魔王JUVENILE REMIX』というタイトル。ちっぽけな力で強大な力に立ち向かう主人公のお話(詳しくは調べてみてほしい)。その中で、作中の登場人物が興奮まじりに詠んでいた。この漫画は、ブックオフで立ち読みして知った。そうだ、この漫画を読んで、詩集を買ったのかもしれない。)
私が、宮沢賢治さんの作品で好きなのは、最初に例に挙げた『永訣の朝』だ。彼の作品を全て読んだわけではないので、読んだ作品の中での好きな作品。賢治の妹・とし子の健気な姿が浮かび上がってきて、思わず心揺さぶられる。「(あめゆじゅとてちてけんじゃ)」の一言は、もはや反則レベル。
他には、『注文の多い料理店』も面白いけれど、読んだ当初は恐かった印象がある。あの作品は、人によってトラウマを覚えるかもしれないと思うのは私だけだろうか(トラウマといえば、森絵都さんの『カラフル』にはトラウマがあるけど、今は関係ないので割愛)。そういえば、『銀河鉄道の夜』も悲しいお話でしたね。確か、アニメーションもあったはず。登場人物が人ではなく、猫とか動物で表現されていた。活字の方もそういう表現だったかは覚えていないが、文字を読むのと映像を見るのとではかなり印象が変わった気がする。
私は専門的に研究したわけでもないので、宮沢賢治さんについて詳しく知らない。だから、ふんわりとした話しかできないけれど、前にテレビで特集が組まれていたのを見た覚えがある。詩人の吉増剛造さんが、『春と修羅』を題材に、宮沢賢治さんについて考えていくというもの(考えるというか、心の動きに迫るというか。言葉選びが難しい)。既に私の記憶領域からは薄れているのだけれど、強く覚えているのは、恋人と信号機の話。深い背景があったはずなんだけれど、どういう内容だったか…。
気になる方は、これを機に(どの機か知らないが…)宮沢賢治さんについて調べてみるのも良いかもしれない。私も今度、童話集を買って、読んでみようかしらん。




