100 だがし に ついて
『駄菓子』と打ち込んでみて、「駄」という字が私の中で「無駄」のイメージを作ったので平仮名表記にした。どうでもいいところかもしれないが、名前の第一印象は大事だと思う。ほら、『子供』に関しても、「供」という字が大人の「お供」のイメージを作ってしまうから、『子ども』表記が普通であるのと同じことだよ。どちらも漢字か平仮名かの違いなんだけれど、ここでは嫌なイメージは作りたくないので『だがし』を採用する。読みづらいかもしれないが、ご容赦を。
まずは、好きなだがしの話をしようと思う。一番を決めることは難しいが、好きなものを好きなだけ語るのならばできそうな気がする。私が好きなだがしはいくつかあるが、最初に思いつくのは黒い稲妻こと、『ブラックサンダー』だ。言わずと知れた準チョコ菓子である。このだがしの美味しいところは「ザクザク感」にあるだろう。ココアクッキーとハードビスケットをチョコでコーティングすることで、あの独特のザクザクが生まれる。一つ食べればきりがなくなる美味しさ。
次に思いつくのは『ポテトフライ』。円形をした少し厚めのポテトフライだ。イメージとしては煎餅みたいな感じ。一つの袋に何枚か入っており、食べ終わった後には必ず物足りない感じを抱くだがしである。いつの間にか割れてしまっていることが多い。なるべくなら綺麗な円形を食べたいが、割れたからといってその美味しさが損なわれる事は無い。
そして次は『酢だこさん太朗』をお勧めしたい。長方形の形をしただがしである。特徴はやはり、酸っぱいところ。それでいて仄かに甘みも感じる。一枚ずつ梱包されているが、結構薄い。ので、私は口の中で一度丸めてから一気に食べる。噛みごたえもあって美味しい。お酒のつまみにも良いと思う。食べたことのない人は一度食してほしい。病みつきになること請け合いだ。食べ過ぎるといけないので、ほどほどにと忠告しておく。
お次は『ヨーグレット』だ。形は錠剤で、薬みたいな感じがする。そのせいか梱包の仕方もそれらしくなっている。薬の場合、銀色の膜を押し上げる時に少し嫌な感じはするが、『ヨーグレット』はだがしなのでそんなものはない。むしろ楽しい。一度に大量に食べたいものではないが、お口が寂しい時はついつい欲しくなる。ぼりぼり噛んでも美味しいし、舌の上でゆっくりと溶かして楽しむのも良いだろう。
好きなだがしを思い出していたら、ある漫画が浮かんできた。『だがしかし』という漫画なんだが、ご存じだろうか。あの漫画では、いろんなだがしが紹介されている。『麩菓子』とか『うまい棒』とか『生いきビール』とか…。メジャーなモノからあまり知られていないものまで様々だ。だがしそのものだけでなく、だがしを作っている会社のことを取り上げたり、パッケージに載っているキャラクターを紹介したりと、工夫を凝らして私たちを楽しませてくれる。そういえば、少し前に何かのだがしとコラボしていたこともあった。『ブタメン』だったかな。興味がある方はぜひ。
『だがしかし』は、昔ながらのだがし屋さんが主な舞台となっているが、私の周りにはだがし屋さんが無い。昔はあったんだけれどね、店主が店じまいしてしまって無くなってしまったんだよ。小学校の正門に続く一本道にあってね、帰り際チラリと見るのが好きだった。中はあまり大きくなかったから雑多な感じはあったけれど、逆にそれが面白かった。だがしだけでなく何かのプロマイド写真みたいなものも売っていたっけ。…はて、あれは何の写真だったか。忘れてしまった。
今ではもう、だがし屋さんはゲームセンターCXで見るだけになってしまった。他はとんと見かけない。それが寂しい。あの番組の動画を見ていると、体が成長してだがし屋さんに入るのが躊躇われる齢になっても、昔を懐かしみながらだがしを購入したくなる。私が行っていただがし屋さんにゲーム筐体は無かったが、ゲームが無くとも楽しいのだ。だがし屋さんには、何とも言えないワクワク感がある。あの感覚は、コンビニでは代用できない。コンビニもだがしを売っていることがあるが、その規模は小さいしメジャーなモノしかないので、ワクワク感が足りないのだ。売り上げのことを考えれば分かる話だが、コンビニはどこまでいってもコンビニで、だがし屋さんの代用は務まらない気がする。
だがしの話からだがし屋さんの話になったが、お暇であれば、少しばかり自分が行っていただがし屋さんを思い出してみるといい。忘れていた昔の記憶を思い出せるかもしれない。私は買っていたプロマイド写真を思い出せなかったが、だがし屋さんの前で待ち合わせをしていた友達に、待ちぼうけを食らったことは思い出した。…泣いてなんかないやい。
プロマイドについてはブロマイドの方が正しいのではないかという意見もあるかもしれない。しかし、この場ではプロマイドを使うことにする。プロモーションの意味合いがあるのかなと思うからだ。勝手な考えだが。




