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天の川  作者: りよ
3/6

一回戦:二回表

 「あれ、お前、左利きやったっけ?」


 「いや、メジャーは左腕不足らしいからサウスポー有利。という訳で左投げになる!」


 「…本気で言ってる?」


天の川

   〜漫画の読みすぎで、左投げは可能と思い込む高三の秋〜


 「利き腕は簡単に変えられんって。いつも右手で生活しとうやん。」

 

 「やけん、サウスポーになれば肩の磨耗を防ぐために右手のままで生活出来るとって。」


 「………」


 「大丈夫。いつも練習してたから。」


 「どこで?」


 「授業中、右手で漫画をめくりつつ左手で先生の投げたチョークを掴んでそのまま…」


 「分かった、もういいよ。じゃあ、とりあえず消しゴム投げてみて。」


 「ほい。」


 「へ?」


どん

   がっしゃーん


 「人並みには投げられるんよ、へへへ。」


 「確かに。…壊れて落ちた壁掛け時計が証明してるな。コントロールの悪さを。」


 「………この時計、なんか高そうなんやけど。」


 「それ、今年買ったばかりの高級な時計。」


 「もしかして反省文コース?」


 「むしろ弁償コース。」


時計を壊した。

先生に怒られた。

やる気が下がった。

先生の好感度が40下がった。

球威が上がった。

制球が下がった。


____________________________________

ステータスが変化しました。


やる気  普通 ↓


球威  4 ↑

制球  0 ↓



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