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ep9.5(休題)
閑話てきな。
ピキッ・・・
小さな音だった。
卵の殻を割るような、氷にひびが入るような。
パキッ・・・ピキピキッ・・・
音は広がっていく。
日々が広がるように。
ゴトッ・・・
何かが落ちた。
それはヒビの入ったものなのか、中身なのか。
しかし、そのあとは何もならなかった。
まるで何もなかったように、静まり返っていた。
いまはただ、そんなことがあったに過ぎない。
それが世界にどのような影響を与えるのか。
人は何も知らないまま、時間が過ぎていく。
世界の片隅で起きた、小さな変化。
それは水面に落ちる礫だが、水面は波紋を広げていく。
水面を見れるものだけが、小さな波を見て思う。
それが吉兆かわからぬまま、来る日に備えようと。
ポエミーな一話。
書いてみたかっただなぁ、こういうの。
次回更新は年度明けかもしれません。
気長にお待ちください。




