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ep1
アイデアが浮かんだ時にただ書き連ねていきます。
「この書類、明日俺が見るから後は頼んでもいい?」
「はい、問題ありません。」
「じゃあ、あとはよろしくね。お先に~」
「はい。お疲れ様です。」
いつもの事だ。
業務の終わり際に上司の仕事が降ってくる。
明日見る=朝までに片づけておいて、という言葉の自動変換が染みついてもう何年になったか。
自分の作成した書類が満足に出来ていれば、それは上司のこなした仕事に分類される。
膨大な量ではない。
だが、定時後に仕事が増えるのがとても苦痛だった。
仕事が終わり、だれもいないオフィスを後にする。
今日も帰りに寄れるのはコンビニぐらいか。
そんな当たり前なことを考えながら帰路についた時。
死んだ。
そう、死んだ。
別に無理をして働いたわけではなかった。
土日も祝日も休みはある。
たまたま、土日の急な出勤があったわけでもない。
最後に覚えてるのは90°傾いていく地面と強い衝撃音。
ただそれだけで、人生が幕を閉じたのを悟った。
異世界転生テンプレートは偉大だな、と。




