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サン勃起 Part.1

マンコを妊娠専用にされた、ミア!


サンは、機が熟したと見るや、ミアの耳元でねっとりと囁く。

「じゃあ、入れるからね」

「ひ、ひゃいっ♡♡♡」


ボロンッ!!


俺の、俺のミアが……!

もう、あの悪夢は見たくない!


俺は、絶望に包まれ、膝から崩れ落ちる。

しかし、俺の目線は、外れることなく彼らを捉えていた。(四つん這いになりながら正面を見る、さながらヨガのように!)


……


「おいっ……」


……


「どうなってるッ!?」


ざわ……ざわ……


何やら、様子がおかしい。

ミアのマンコは、サンのチンポを、今か今かと待っているのに。


「おい、早く入れてやれよw」「どうした?サン」

何が起こっている……?


「ッチンポがっ、勃たねえっ!!!」

「!??!???」


「オイオイ!嘘だろ?」

「どうなってんだよ、サン!」


サンは、明らかに焦っていた。

上級クラン【陽キャラバン】。その花形である討伐隊。そのサブチーフ。

そんな彼が、この状況で勃起しないなど、あってはならない話だった。


「うるせえ!【アイバラグ】とっとと寄越せ!」

「お……おう……」


アイバラグの実。

中枢神経系に作用し、その機能を数倍にも引き出すチンポ・バフアイテム。

人間用のそれは、成分を抽出し、ブドウ糖液で薄め、成分調整されたものが使われている。しかし。


「おい、まさか……」

「よせ、死んじまうぞ!」


サンはそれを、原料である実ごと食べようとしていた。

バイアラグの実は、馬や動物の繁殖用興奮剤にも使われる。しかし心臓に強力な負荷が掛かるため、用法には細心の注意を払う必要がある。


『ここで絶対に勃起して、信頼を取り戻す!』

サンの強い信念は、いつの間にか、その場にいるメンバー全員の目線を集めていた。


(バイアラグの実を食べてセックス……)

(もし出来たのなら、これは凄いことだぞ……!?)


現場の全員が、固唾を飲んで見守る。


「モグモグ!!グシャ!グシャ!」

サンは、一気に食らいつく。


……


「う………」



「う、うおおおおおおおおおおお!!!」


サンは、雄叫びを上げる。


まずい、サンが、勃起してしまう!!


「グギギギギギ!!!」

サンの理性はもはや殆ど失われ、その目は真っ赤に充血している。筋肉はパンプアップし、その肉体のフォルムは異常なまでに肥大化している。

「フシューー、フシューーー!」


『俺の勝ちだな、ジル!』

まるでそう云うかのように、サンはこちらを見下している。


ミアが、ミアが妊娠してしまう!

せっかくサンの息子の調子が悪かったのに!


俺の夢は、ここで終わってしまうのか……!?


しかし、その時だった。


「な……なんだこの感覚は……!?」

次回、主人公、無双!

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