表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ラブコメですか? 負けヒロインはいますか?

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

何で嫌なのか分析した結果です。

辛っっっっっれぇんですわ。

「ラブコメですか? 負けヒロインはいますか? 居るなら見ません。絶対に」

彼女はそう言って、ゴミを見るような目でテレビを見た。心底軽蔑する様な視線だった。

隣の席を軽く叩く。彼女が隣に座る様に促す。彼女はそれに黙って従って、ちょこんと臀を乗せた。見ない。と宣言しながらも、僕がチャンネルを変えないのを見て、少しだけソワソワしている。

「イライラするんです。特にハーレム系の主人公」

「過激だね。乙女ゲームと似たようなものだよ。君も好きだろう?」

そう言われると、彼女は真一文字に引き結んで抵抗の意を示した。顔に思いっきり『一緒にしないで欲しい』と書いてある。

しかし気を取り直して、改めて口を開く。それから黙って指を差す。

「……頑張るじゃ……ないですか……。ヒロイン全員。振り向いて欲しくて、必死に頑張るじゃないですか。でもハーレム系の主人公って、終盤になるまで一人の相手を決定しないではないですか。それが許せません。私から言わせて見れば、チヤホヤされたくて人の気持ちを弄んでいるようにか思えません」

言えば言うほどにふわふわした髪が逆立って行くのを感じる。心から怒っている様だった。

基本的に人に対して真面目なのだ。だから身近に居る人の事は結構細かいところまで観察するし、動機を徹底的に考察する。でもそこまで出来る人間なんて、そうそう居はしない。だってそこまでしなくとも、人間関係は成り立つから。

「最近はそんなのばっかです……。鈍感な振りして相手を傷付けて……。相手から愛を受ける覚悟がないのなら、最初から受ける資格はありません」

「でもね、人間君ほど洞察力に優れている訳ではないんだよ。特にそれが愛ならば蜜と一緒。毒だと分かっていても、飲んでしまう」

赤子に蜂蜜は毒だと知られているが、本能的に甘いものを吐き出す事は出来ない。そう、大学の教授が言っていたのを思い出す。

欲を満たす為に、それが悪い事でも受け入れてしまう。

「こうは……なりたくありません。報われないのは現実だけで十分です」

そう言ってその場を去った。アニメの主人公は相変わらず煮え切らない態度だった。

作者のただの愚痴とブチ切れが続きます。

なんでも許せる方、流せる方、宜しくお願いします。


ラブコメのヒロインって、皆総じて頑張るじゃないですか。

結構過激なアピールするじゃないですか。

誰だって気付くわ。あんなん。

みたいなのばっかじゃないですか。


それでも受け入れないのは、ただ単に見て見ぬ振りしてるだけな気がしてならないんですよ。

自分がチヤホヤされたいが為に、終盤まで引き摺ってる様にしか見えないんですよ。


そうなると、じゃあこの子の今までの頑張りはどうなんだよ。

下手な希望ぶら下げて、振り回して、楽しいのか?

っていう気分になるんです。


これ、昔は分からなかった少女漫画のセリフなんです。

『応える気もないのに振り回して、十分弄んでますよ』

っていう。

あの時は全く分からなかったけれども、今ならよく分かります。


報われないのは現実だけで十分です。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ