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兔と亀の徒競走

作者: 原一文

亀はよく醜いと言われていたので、砂に引き篭もって、学校に行きたくなかった。

ワニ先生が何回も亀の家に訪ねて、やっと亀が学校に来るようになった。

今日は体育の徒競走なので、抽選した結果、兔と試合になった。

亀は学校に来るのを後悔していた。兔とあまり実力の差があって、勝ち目はあるはずがない。

でも皆が「最後まで走ればいい」と励んでくれた。亀はイヤイヤにレースに出て、走り出した。


兔もゆっくり走り出した。亀があまりゆっくりため、兔は困っていた。このまま、確実に兔の勝ちになるが、亀がまた落ち込んで、学校が休むかもしれない。

「そうか、アイデアがあった。」

兔はわざであくびして、レースの横の芝に横して、仮眠フリしていた。


ウサギにとって、仮眠フリも大変の仕事だ、亀があまり遅くて、結構時間を掛かった。動物達の励む声がなかなか仮眠フリに向けなかった。


「私は負ければ、これはきっと亀にとって歴史的な勝利になった。世界中の方々がこれからも、きっとずっと私をばかするだろう。亀が自信を持ってくれれば、ばかされでも良かろう。」


ウサギは時時片目をこっそり開いて、亀の位置を確認した。亀がゴールの直前に到達すると、兔は起きて、焦るフリして、ゴールに向けて走り始めた。


亀は歴史的な勝利を手に収めた。英雄になった。

兔はずっとばかされたが、心の中に満足していた。









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