愛とはなんだろう
愛ってなんだろう。
愛と言うと大半の人は人と人との恋愛を思いつくだろう。だがそれだけではない。
友との友愛、家族との家族愛、他にも慈愛や親愛、愛とつくものは沢山ある。
だが今回はそんなものを語りに来たのではない。
愛を語るには愛を騙るものを語らねばならない。
愛と言い人は依存をする。
愛と言い人は狂い暴れる。
愛と言い人は傷をつける。
愛とはなんなのか。
私は人の感情に『愛』などと薄っぺらなものなど存在してはいないと思う。
人は人を大事に思う。この人を守りたいと思う。
それか又は守られたいと思う。
仮にそれを『守護欲』、そして『被守護欲』としよう。
人は人と共に歩もうとする。共に居たいと思う。
それを仮に『独占欲』と結びつけるとしよう。
『愛』とは『守護欲』又は『被守護欲』と『独占欲』の重なった集合であるのではないか。
私はそう思う。
だがそれは『愛』全般ではなく恋愛に対してにしか通用はしないのである。
ここで私はある仮定を立てた。
愛とはここにあるひとつの感情ではなく数々の欲、感情の集合体であり、またその感情の集合体であるものに愛を名付け、そこに細かい種類分けをしたのではないか。
つまり友愛には友愛になる為の「何か」と「何か」が
家族愛には家族愛たるべき「何か」と「何か」が
あるのではないかと。
結論として私は愛とは何か。
それは人間の醜くも美しく輝く欲の進化であると
欲と感情が入り交じる人の心の最大の特徴であると
そう考える。