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4-13 帰還

登場人物まとめ

A[整備班 自動車関係に詳しく体も声もでかいが気弱な所もある]

B[研究班、高齢の女教授で研究以外に興味が無く性格がキツい]

D[研究班、研究肌で声が小さく話す前に少し貯める癖がある]

E[整備班、体躯のわりに運動は苦手だが他は多芸で飄々とした性格の個人主義]

G[偵察班、体は大きいが器用貧乏で非日常を好む変人で親しい人間には語尾を伸ばす癖がある]

K[施設班、工学に詳しく冷静沈着で天才肌なまとめ役] 

O[施設班、少し気弱でオタクっぽいが機械やドローンに造詣が深い] 

P[遠征班、小柄だが朗らかで野外での活動の才能が高く一度見た風景を忘れることが無い] 

S[遠征班、糸目で音楽や文学に詳しいムッツリスケベ] 

T[遠征班、小柄だが自転車が趣味で体力が高い人の好い性格] 

H[遠征班、元学芸員の歴史オタでフィールドワークの経験から重機を動かせ体力もある]

I[偵察班、長身痩躯で極めて性格が善性な人物] 


「T、S、どうだァその使い心地は?」


 ドローンが周囲を警戒している間、パワードスーツを着ていないGとIはボルト等を外す細かな作業に注力していた。


「重さは感じないね、でも流石に重いものを持つと重心がずれるから気を付けないと」


「だな。バランスを崩したら急には直せなさそうだ」


「パワコンはいいんでしたよね?」


「そうさなァ、あのデカい奴は骨が折れそうだし大学の方のパワコンで余裕ありそうだからその分パネル詰め込んだ方がいいだろうなァ」


 固定具が外されたソーラーパネルをスーツを着た二人が運んでいく。集積場所に運び積み上げるとAがワイヤーでそれらをまとめて括り、Hがユンボの改造機でそれをつかんでトラック後部の空きスペースに押し込んでいく。


 一連の作業は特にドラマチックなことも無く無事に終了し、メガソーラーの3割程度のパネルが剥がされ骨組みが露わとなっていた。


「おう!!これ以上は詰めんな!!!撤収するぞ!!!」


 Aの号令の下、Hは改造ユンボを動かしタラップを渡りソーラーパネルで狭くなっているトラック後部のスペースに駐車、パワードスーツを着た二人も撤収し、GとIの手を借りてスーツを脱ぐ。


「いやあG、バッテリーが結構ギリギリだったから焦ったよ」


「いやはやミスターT、丁度終わって何よりってな。Kの予想通りの作業時間だったなァ」


 トラック後部の開閉部が閉まると、運転席側からの通信が入る。


『こちらA!!撤収するぞ!!!成果は十分だ!!!』


「了解A、あ~、何か忘れてるようなァ・・・あ、Dの依頼」


『「あぁ・・・」』


 トラックは大分傾いだ日を右側に受けて南下する。途中でバリケードで塞がれていた跡地には感染者の姿が見えたが、彼らは久々の焼肉に舌鼓を打っておりトラックは悠々とその脇を通ることが出来た。


 さらに少し進むと、Gが監視役を行動不能にした建屋が近づく。GとIが下車し、3階の部屋のドアを開けると憔悴し、汚物で衣服を濡らした男の姿があった。トイレに行きたかったのだろうか、手足が動かないのに這いずった形跡も見られた。


 あまり綺麗でない姿に顔を顰めつつ、台車に乗せて男を運ぶ。会談で落としそうになりながらもなんとかトラック後部の空いている隙間に簀巻きにして放り込むと赤くなり始めた空をトラックが再び動き出す。


 日が沈む直前、藍色の空の下トラックは大学構内に入り、今回のミッションは成功裏に終わるのであった。



久々の土曜日休み!とはいえ昨日は日が変わるまで仕事・・・コロナェ・・・

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