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3-19 Kの思考②

登場人物まとめ

A[整備班 自動車関係に詳しく体も声もでかいが気弱な所もある]

B[研究班、高齢の女教授で研究以外に興味が無く性格がキツい]

D[研究班、研究肌で声が小さく話す前に少し貯める癖がある]

E[整備班、体躯のわりに運動は苦手だが他は多芸で飄々とした性格の個人主義]

G[偵察班、体は大きいが器用貧乏で非日常を好む変人で親しい人間には語尾を伸ばす癖がある]

K[施設班、工学に詳しく冷静沈着で天才肌なまとめ役] 

O[施設班、少し気弱でオタクっぽいが機械やドローンに造詣が深い] 

P[遠征班、小柄だが朗らかで野外での活動の才能が高く一度見た風景を忘れることが無い] 

S[遠征班、糸目で音楽や文学に詳しいムッツリスケベ] 

T[遠征班、小柄だが自転車が趣味で体力が高い人の好い性格] 

H[遠征班、元学芸員の歴史オタでフィールドワークの経験から重機を動かせ体力もある]

I[偵察班、長身痩躯で極めて性格が善性な人物] 


 Gとはそれなりの付き合いになるが、他の連中との付き合いも勿論ある。その中では関係が濃い、薄いというのも当然にある。


 Aも大学の学部は同じだったがそこまで付き合いがあるわけでは無く、むしろOやGと仲が良かった印象だ。在学中は航空工学の研究室にいたが、卒業後はそれなりに名の知れた自動車メーカーへと勤めていたようだ。体格は良く、声も大きい。一人で旅行したりすることも多く外国語も得意なようだが、独特の感性があり、合わない人間とは中々にかみ合わない。

 工学の知識と職場で培った技能を活かして整備班として車両の整備を行っている。妙なところで精神が弱いようで、たまに独り言を呟きながら蹲っている様子が見られるので恒常的に遠征班に組み込む予定は無い。



 B、薬学部で教授の地位にある高齢女性だ。在学中から自己中心的で良くない噂が多く、現に学生も多く逃げ出していたが、嘗ての学部長と仲が良かったようで問題にはなっても免職に放っていなかった。Gの所属していた研究室のボスであったが、奴曰く研究のためだけに生きており大学に住み着いているらしく、熱心で真摯ではある。だが、それを勝手に学生に押し付けるのが問題で、さらに酒癖も悪いくセクハラ、パワハラが絶えなかったようだ。俺自身はほぼ面識が無かったが、合った時には熱心に生化学の学生として働かないかと勧誘を受けた。何か恐ろしいものを感じたので断ったが。

 現在も研究室に籠り、勝手にGやDに雑用を押し付けている。一応は研究班という扱いではあるが、協調性は無く施設維持や物資調達に口は出すが実際に動かない。もっとも高齢なので動かれてもそれはそれで困る。メンタルが変な方向に強く振り切れているが、ヒステリーの気があり奇声が聞こえることがある。とはいえ、最も知識がある存在であり、『アリソナ病』への研究も真剣に行っている。故に俺達もストレスを感じつつも支援し続けなければならない。



 Dも薬学部の研究者だ。Gの知り合いであったが、中々に優秀で気が合った。他の連中が卒業していったがDは教授からの信任が厚く、博士課程を卒業してすぐに助教として研究者の道を歩んでいた。俺も同様に大学に残っていたため、偶に飯を食いに行ったりする仲だった。

 ウイルス学を専攻しており、研究班として実質的に『アリソナ病』へと取り組んでいる俺たちの中の主力だ。研究班と呼ばれるのはBとDだが、生物系の知識があるE、G、T辺りも手伝うことが多い。

 


 Eは理学部だったが、研究の関係でDやGと関わることがあったようだ。俺とは正直あまり話すことは無かった。独特の感性でいつも飄々としており、我関せずと一人で音楽を聞いていたりゲームをしていることが多かった。生化学に関する研究室に所属していたが、実際には工学やネットワークや投資、さらには建築のような別の方面への興味が強かったようだ。学部を間違えたという台詞を聞いたこともあった。

 現在は整備班としてAの補助をする傍ら、他の班にも属し工学やネットワークシステムの知識を活かした拠点の管理を行いつつ、BやDの補助もしている。体格は悪くは無いが、運動は得意ではないようだ。



 Oとは中学校の時代から所謂オタク趣味の仲だ。自然や絵が好きなPと機械に傾倒する俺との中間でOは機械の知識もあるが撮影やCGなどの芸術方面への興味も強い。朗らかで穏やかな性格の反面、メンタルはやや弱めであり、ブラック企業の代表である日本アニメ業界で働いていたものの退職、よく言えばフリーランス、悪く言えば無職直前の状態だった。

 身体能力にはあまり優れないが、それなりの機械知識と、何よりドローン操縦に慣れているために施設班として拠点に詰めていることが多い。

 


 Pは小学校からの付き合いだ、家が近いこともあり気心が知れている。アウトドアと絵が趣味で野生動物のスケッチのために泊まり込みで一人で山に籠ることもあるバイタリティがある。自然環境に関する仕事をしており、開発業者から調査を頼まれて日本中を飛び回っていた。

 一度見た光景を忘れないと言っても過言では無く、観察力にたけており、細かな異変や動く影を見逃さない。体格は小さいものの、その体力と観察力、高いメンタルで現在は実働部隊として遠征班として活動し、時に偵察班の一員として動くことも多い。




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