第94話 狂気の科学導師
「わかんないにゃ・・・こんな堅物の科学導師は・・・」
帰国後、出産していたナキや専門チームを召集し、「超魔王」の「心理研究」を行うこととした。
「堅物すぎて、聖職者より潔癖にゃ・・・
あちしがマネしたら、死ぬにゃ・・・」
言うだけあるわ・・・
「ハルカ・オガタ・・・
少女時代の、初恋相手が、原因不明の消息不明・・・
後に、両親に「無理矢理」別れさせられたと判明しています。」
「このころのようですね・・・
自らに「遺伝子操作」を行い、「生殖欲求」を「消去」したのは・・・」
「うへえ・・・
つまり、自分にとって「愛」は、無用の長物と判断して、「ゴミ箱にポイ」?」
「はい。
ナキさん。
そう考えてよろしいかと。」
ナキは、「コイツ、なに考えてるんだ・・・」という表情をしている。
「そして、これが、「超万能細胞」研究スタッフで、彼女の周囲で実績をあげていた科学導師です。」
心理学者の一人が、資料をだす。
「見事に、「恋愛経験ゼロ」もしくは、「恋愛嫌悪症」ね・・・」
この、「恋愛嫌悪症」・・・
命名はライテスだ。
「姫様?
恋愛嫌悪症って・・・
なんだにゃ?」
「いわゆる、「絶食野郎」よ。
完全無比の。
相手がいない、あるいはチャンスがないから「絶食」しているんじゃなくて、異性が嫌いと言うわけでもない。
「恋愛」が、嫌いな・・・
あるいは、自分に無用と考えている輩よ。」
「信じられんにゃ・・・」
「金銭でも、そうでなくても、自分が相手にかけたコストが、「収益」になって返ってくるとは限らないわ。
普通は、「返って」くるもの。
でもね・・・
彼らは、相手に対して「無駄なコストをかける愚か者」としか思えない。」
「・・・普通じゃないにゃ・・・」
「あら、奇遇・・・
私・・・
「ミリアム」になってから、そう感じるようになったわ。」
彼らは、そう考えない。
そういう人たちに「歩み寄れない」人たちが、それを増やしていると私は愚考します。




