第92話 東京観光
ほほう・・・
これは、「サ○ラ大戦」の「大照時代」!
一言で言えば、そんな感じ。
「漆塗りの大型乗り合い自動車が、走ってるの!」
ユニィが、はしゃぐ
レトロ感が、出ている反面、趣味が悪い。
「うーん・・・
地金を痛めないという点では、いいのでしょうが・・・」
イリアが、こう言っているということは、「ダメ」ということだ。
「きゃううう♪」
人がたくさんで、ナナがはしゃいでいる。
「どこへいこうか?」
「出雲殿!立派な神殿なの!」
巨大な神殿があり、その袂に豪華だが派手ではない宮殿がある
。
周囲には、各官庁があり、貴族や議員、職員が忙しそうに働いている。
「皇帝陛下や皇太子殿下が、結婚式をしたあと、あの神殿でラブラブするんだって。」
「ユニィまだ、ほさかんいないの。」
「王立学校行ってからだね。」
この歳から考えるか・・・
「ママ、パパとラブラブなの!
で、ママは立派な王太子様なの!
立派な総合導師なの!」
うッ!
娘よ・・・
こんな、キラキラした目でこの母を見ないでおくれ・・・
ツラいから・・・
現実は、がんばりまくったせいで、バブリーなお金ががっぽりと・・・
現実は、家臣や国民に変な研究をしないかと、疑われる毎日・・・
ああ・・・
総合導師になるんじゃなかった・・・
わかっちゃいるけど、やめられない・・・
収入はともかく、楽しいから・・・
ミリアム:転生してからも、「仕事」にのめり込んでしまった!




