第835話 バレンタインデーチョコレートパーティー
リケちゃんの神官である、バレンタイン・ミアン・・・
彼女は、キジトラ系である。
彼女は、戦いのたびに戦場に行く騎士や兵士の妻や婚約者からお守りや書簡を届けていた。
やがて、その行為は、私やライテスの目に留まる。
「地球でも、そういう聖人がいてね。
やがて、女性が想い人にチョコレートを贈る「バレンタインデー」へと変わっていったのよ。」
「ま、国や文化によっては、女性からチョコレートをもらえなかった男どもが、集まって麺料理を貪り食う「ブラックデー」が存在したのは、どうでもいい余談だがな。」
そうして、彼女は「恋人の聖女」となった。
「さあ!
今日は、バレンタインパーティーにゃ!
チョコづくしのあま~いパーティーに、酔いしれるにゃ!」
ケフィが主催した、バレンタインパーティー・・・
それは、チョコレートケーキやチョコレートファウンデン・・・
ナンモナイトチョコクッキーなどという変わり種もある。
「にゃ・・・」
一人の、ミケランジェロ一族の女性が、チョコレートファウンデンから流れるチョコレートを口に含み、彼氏に口移しで飲ませている風景もある。
「大盛況です!
ケフィさん!
よくやってくださいました!」
バレンタインは、ケフィに礼を述べていた。
「いいってことにゃ。
あの二人も、楽しんでるにゃ。」
私は、イリアとココアを飲んでいた。
「さあ!
楽しみましょう!
ハッピーバレンタイン!」
バレンタインは、会場の皆に声をかけた。
チョコまみれです。




