第86話 サーモンとガーフ〇ンクル
ラムンセンの門にある、「ミケランジェロの港亭」で、戦勝祝いの宴会をする私たち。
「にゃーははは!あのクソネズミ!「覚えてろ」だって!
今時、アニメの三流悪役だって言わないにゃ!さすが、「古代のボウフラ」だにゃ!」
「「亡霊」よ。」
とりあえず、ナキにつっこむ。
「固いこと、いいっこなしにゃ。さて・・・
「ガーファンクル」から食べるにゃ。」
ナキは、「サーモンのホイル蒸し」を、食べ始める。
ちなみに、コレは、二きれセットだ。
「ねえ・・・こっちは、なんていうの?」
試しに聞く。
まさか・・・
「サーモンだにゃ!」
やっぱり・・・
私は、頭を押さえつつ、「胸毛野牛」のフィレステーキを口に運ぶ。上質の牛肉のようで、美味い。
「全く、「サイモンとガーファンクル」でしょそれ・・・」
一方、イリアは、「サンマーメン」を食べている。
サンマの凍結粉砕製法粉末を、生地に練りこんだラーメンだ。
美味いのかコレ。
しばらく、食事を続けていると、SF調の軍服をまとった二人の男が店に入ってきた。
一人は、太陽の紋をつけた提督服を着ている、稲荷族の貴公子。
もう一人は、エルフと狼とあしらった紋章の提督服を着ている。
「ここ・・・よろしいか?」
稲荷族が訪ねてきた。
「はい。」
二人は、空いた席に座る。
「キティルハルム王太子ミリアム殿下とお見受けする。」
稲荷族の男が私の目を見た。
このネタ・・・
どれだけの人がわかるか・・・




