第858話 星都ユニティリア
「う~ん・・・」
うなるニニギ。
しかし、横からレンが声をかける。
「そんなの、邪馬台国にあるじゃないですか!」
ユニィは、火山を見る。
なんとなく優美だ。
「ユニティアル山を提案します!」
おお~ッ!
と、全員・・・
「では・・・」
ユニィは、丘に登っていき、旗を突き立てる。
「ここを、「星都ユニィティアル」と命名するの!」
「いろいろと発見できたが・・・
人の住める場所とは、代わり映えしないんだねえ・・・」
「どこにでも住めるような奴の言うセリフじゃないぞ。」
ジョルジュのセリフに、アルナスがツッコむ。
「僕は・・・
今度の生は、これで「終わり」にするよ。」
「なぜだ?」
アルナスは、ジョルジュの「宣言」に目を見開く。
「「不死の法」は、長男サイードに伝授したしね。
君らも、「記録装置」は「後継者」に引き継ぐ気だろ?
僕自身も、もうアホほど生きる必要はなくなったんだ。
かといって、いきなり「死にたい」わけじゃないけどね。」
二人は、ユニィやミラ、マイカさんにレンがファッションショー(?)をしているのを見ながら語る。
「そうだな。
もしかすると、また何代か先に「転生」してくることもあるかもしれんし。」
「そのときは、頼むよ「ご同輩」。」
「ああ。」
奇妙な友情が、ここにあった・・・
星都ユニティリア
惑星ミリアリアで、最初に降り立った地をユニィが命名。




