第85話 ネズミ狩りだ!
「冗談じゃないよ!
実験用マウス二号の奴・・・
「クローン兵ばっかじゃ、持たないから、私の子宮を培養槽として使ってください♪」なんて言ってきた!」
「合理的じゃないの?」
「冗談じゃない!これでも僕は、「超魔王」の助手だぞ!」
禅問答のようだ。
ここらで、決着をつけよう
。
「神波動翼砲撃陣形!」
シュンシュンと、ファ○ネルのように動く翼は、一斉に実験用マウス一号の「カピバラ」をロックオンした。
キャノン二門と、ライフルで狙う。
「これで逃げ場は、ないね・・・」
性格には、一箇所だけあるが。
「・・・うあッ・・・」
「必殺!鮫の顎!」
全ての火器が、火を噴いた。
巨大なカピバラが、バラバラになり爆発していく。
「わーッ!猫なのになぜに「鮫」!?」
実験用マウス一号は、絶叫した。
「助けてくれたのはうれしいが、釈然とせんぞ!」
ヒデアツは、絶叫をあげていた。
「この分だと、パイロットが脳波操縦する、魔装騎士さえ作れそうだな・・・
怖ろしい方だ・・・
キティルハルム王太子・ミリアリア・キティルハルムという方は・・・」
ヤスナガは、銀色の魔装騎士を見て、身震いした。
「くッ・・・覚えてろおおおおッ!」
大艦隊で、ラムンセンの門を落とせなかった、実験用マウス一号は、脱出機で第六惑星に退却していた。
「えげつなさが、「進化」してやがるぞおおおおッ!」
これより、ネズミ君の・・・
いや、言うまい・・・




