表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
猫耳女王の宇宙計画~猫耳王女になって、総合導師になってみた~  作者: SHIN
第十八章 稲荷娘、帰るとき・・・
853/3250

第848話 送迎祭2

とにかく、キティルハルムの民は祭好きである。


年末年始が終わったらこれだ。


またしても屋台が並び、騒ぐ。


しかし・・・


肝心なところを、雪尾ゆきお君は見抜いていた。


なんと・・・


記者たちに質問されると予測できた内容の印刷物を、事前に記者たちに配っていて、それを王家が発表するという体裁をとったのだ。


さすが「狐」といったところか。


「これでも、「神」と言われてますよ。」


とは、彼の言である。


だが、怒っていたのは滝川クリスタルだった。


「なんですかコレは!

報道関係者マスコミを虚仮にしているんですか!?」


食ってかかる彼女に・・・


雪尾ゆきお君は、指を鳴らす。


「召喚・・・

コケ!」


どさっ!


「わーッ!」


滝川クリスタルの頭上から、大量のコケが・・・


「な・・・

何をするんですか!?」


「僕たち、「稲荷神」はあなたたちに「虚仮」にされましたからね。

だから、「コケ」を進呈しました。

平和神リケから教わった「神をコケにする輩への罰」の手法です。」


言うと、雪尾ゆきお君はにんまりと笑った。


確かに、リケちゃんが「神罰」としてよくやってるなあ・・・


「これ以上、僕たちはこの世界に干渉できません。

少なくとも、その知識は歴史に影響を及ぼします。

ギリギリなんですね。

ま。

娘が好き放題やりましたから、説得力ないですが。」


ぴしりと言うと、九本の尻尾を揺らしながら、屋台へ歩いていく。


そして、焼きトウモロコシをかじる。


「コーン棒よりうまい!」


あたりまえだ。


「アレ」は、作り物だし・・・

今度の「コケ」は雪尾君がやってくれました!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ