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猫耳女王の宇宙計画~猫耳王女になって、総合導師になってみた~  作者: SHIN
第十八章 稲荷娘、帰るとき・・・
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第847話 送迎祭1

「予定日」の日取りを考えていると・・・


イリアが飛び込んできた。


「大変です!

どこで嗅ぎつけたのか、各国のマスコミが・・・!

稲荷神一同に取材したいと!」


「はあ!?」


なんだソレ!?


「これを・・・」


イリアが差し出した紙を見る・・・


タイトルは・・・


「全世界報道連盟会長・滝川クリスタル四世・・・

取材嘆願書」


と記されている。


「あんのミーハー!

彼らの「旬」の時期を逃して偉そうに!

これじゃ、「七面鳥セブンズ・フェイス・ターキー」一羽仕留めるのに、百億年かかるにゃ!」


一緒に調整を進めてきたリケちゃんが、ヒステリックに叫んだ。


「う~む・・・」


考えてみる。


「じゃあ・・・

彼らを「見送る会」を開催しますか・・・」


私は、ため息をつきつつ提案した。


「そうですね・・・

幸い、彼らの日程には余裕があります。

評議会に提出しましょう。」


「まったく・・・

報道の騎士(マスゴミ)」には、参るにゃ。

憶測を騒ぎたてるのと、事実であるからと言ってみんな暴く。

結果、政治やインフラが潰れるのをクソとも思ってないにゃ。」


確か、エルフィーラのとある市長が不倫疑惑を暴かれ、結果として彼が進めてきたインフラ整備が白紙になってしまった事件がある。


すっぱ抜いたのは、ゴシップ誌の記者だったが、この事件・・・


「誌」の思惑とは反対に、記者を糾弾する声が高い。


「「報道の自由とは、報道の暴走にあらず。」にゃ。

陛下ご自身も言っておられるにゃ。」


「ええ。

「日本」じゃ、政府与党が「報道規制案」を提出したとき、意外に賛成の世論があったわ。」


まったく、困ったものだ。


とはいえ・・・


彼らには、最後の最後にいやな思いをしないで帰ってほしいが・・・



報道の騎士

報道の自由のために戦うジャーナリスト。

しかし、実被害が大きすぎるため、「マスゴミ」と呼ばれ、嫌われている。

いわば、文〇砲を好き勝手に撃っている連中として認識されている。


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