第825話 でんちゅう!
「話に聞いていたけど、姿自体が犯罪にゃ・・・
変〇仮面のほうがマシにゃ。」
リケは、盾-平和の防盾-を構える。
「おんやあ?
「神様」が、人の嗜好を決めつけるのお~?」
「やかましいにゃ!
人の誕生日前に騒ぎ立てて!
それだけで万死に値するにゃ!」
正直、リケは腹を立てていた。
「くらうにゃ!
千の浄化光!」
ゴウッ!
盾から、膨大な光がほとばしった。
まともに浴びるピコ丸だったが・・・
「まぶしい・・・」
それだけ・・・
「って!
これ・・・
同様の奴なら、「真人間」になる量の光流神波動だぞ!」
ダルタニアンは、目を剥いた。
「神をも恐れぬ変態にゃ・・・」
しかし、リケも諦めない・・・
「ならば・・・」
上空に魔方陣が出現した!
盾を背負い、両手を掲げる!
「出でよ!
電柱!」
そこから、金メッキが施された「電柱」が出現した!
「リケ様、こだわってるにゃーッ!」
「電柱」を両手に抱えて、ある一点に投げる!
「「殿中」にゃ!」
字が違う。
「ぐほッ!」
そこは・・・
フンドシに書かれた「お宝」の文字・・・
「文字通り」に「お宝」である・・・
クリティカルヒットだ。
「め・・・
女神様の攻撃とは思えないんだな・・・」
「やかましい!
この狼藉者!
普通ここまでやれば浄化されるか、さもなくば死ぬにゃ!」
いろいろ、常識を越えている・・・
もはや、電柱はリケちゃんの定番です・・・




