第80話 蛸酢
創作料理「アリア」・・・
ここでは、変な料理がよく出る。
なんだコレ・・・
「こ・・・コレ・・・なんですか?」
一緒にいたワッフルが、「ソレ」について店主アリア・ミケランジェロに尋ねた。
酢蛸と、酢らしきものが、テーブルに置かれている。
「酢蛸にゃ。」
「それはわかります・・・」
うまそうな酢蛸だけど・・・
うーん・・・
わからん・・・
「蛸酢にゃ。蛸の成分をたっぷり含んでいるにゃ。」
「「違うっつーの!!!」」
私たち「転生人」や、銀河人からメキシコ料理の「タコス」の知識は伝わっている。
しかし・・・
こういうことをやるとは・・・
わかっていたけど、実際に目の当たりにすると・・・
「大魔王の一人が、言っていたそうです・・・「さすがあの黒猫の子供たちだ。こういうことをするとは。」って・・・」
「にゃーははは!
ウチの一族は、それがモットーにゃ!」
褒めろとばかりに、胸を張る。
褒めてねーよ・・・
この前なんか、「たられば」という慣用句を使ったばかりに、「ifあるいは、もしもという言葉を使え!」と言い、鱈の肝臓の保存食・鱈レバー(無料サービス)を無理矢理食わされた奴もいた。
やっぱ、ミケランジェロ一族は、変だわ・・・
キティルハルムの民は、「たられば」と言う表現を嫌います。(笑)




