第787話 二機の流星!
それは、完全なる有機体と機械の融合体・・・
邪悪な、生命体だった。
「平和神の天使!
攻撃にゃ!」
ピースフルリケを護衛する、魔装守護兵が、一斉に撃つ。
「続いて・・・
平和神の神罰発射にゃ!」
ドオオオオオオオオオオオンッ!
立て続けの攻撃だが・・・
「リケ神・・・
あなたとその天使は、その程度ですか?」
「にゃーッ!」
艦橋で、仰天するリケちゃんのようすがわかる・・・
「ヘクセンティアール全軍・・・
攻撃!」
テティス女王の激を受け、ヘクセンティアール艦隊と魔装騎士隊が撃つも・・・
「お魚さんの攻撃など、痛くも痒くもありませんね・・・」
「図に乗るな!
悪魔が!」
今だ、空に浮いたままのアルナスが叫ぶ。
「ミリアム陛下が、専用機を開発していたように・・・
私にも、専用機がある!」
「ま・・・
まさか、母上!?」
アルテが、ルミナリアⅡの艦橋で顔をひきつらせる。
「親孝行な反応をありがとう。
しかし、いつも同じ仕事をしている訳ではないぞ。」
アルナスは、印を結ぶ。
「いでよ!
ガンダール・アルナス!」
魔方陣から、機動兵器が・・・
「さあ・・・!
いくぞ!」
コックピットの中で、気合いを入れるアルナス。
「ユニィ!
流星雨射出!」
「はいなの!」
ユニィの操作で、巨大な機動兵器が射出され、ガンダール・ミリアリアとガンダール・アルナスが装備する!
「これはいい!
初のタッグだな陛下!」
「そうですね。
白兵戦では、何度かご一緒しましたが、こちらではね。」
ガンダール・アルナスの翼が飛び、ミサイルポッドや神波動レーザー砲が、ノワールを捉える。
ガンダール・ミリアリアの翼も、配置につき、ロックオンする!
「「発射!!!」」
無数の砲門が、火を噴いた!
メテオスター二機です!




