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第78話 おねえちゃん!
つらい・・・
安定期に入ったことで、えっちはできる。
しかし、性欲がない。
「つらいよぉ〜」
「ママ・・・パパとえっちがしたいのにできないって、つらそうなの。」
そう。
つらい。
理性で押さえ込んでいる状態とは、訳が違う。
すると、ユニィがよって来て私の大きくなったおなかを撫でる。
「おねえちゃんなの!はやくうまれてくるの!まってるの!」
微笑ましいなあ・・・
「ユニィ、ママみたいにりっばなおひめさまになるの!」
うおぅ!
娘のキラキラした、目がまぶしい!
「おねえちゃんは、王家にのこらないとダメなの・・・
こくみんのみなさんのために、世界のみんなのために、はたらかないとダメなの。
でも、ユニィやるの!
がんばるの!」
「でも、好きなことはしてもいいんだよ。」
私もしている。
「ご先祖様の一人に、錬金術師がいて、いろんなお薬を作っていたって。」
「やなの。」
「???」
「そのひと、ママとちがって「ほんとのスケベ猫」なの。」
知っていたか・・・
絶倫女王と呼ばれ、石油精製やプラスチック合成をなしながらも、亭主を絞り続けため、「そっち」で有名になってしまった女王です・・・




