第773話 乳牛の大魔王
「お腹減りました・・・」
魔王の一人が、音をあげる。
「全く、あなたたちは!」
言うミリィミリィだが・・・
ぐうう・・・
腹の虫が鳴る。
「ま・・・
お弁当といきましょう。」
ミキが、床に腰を降ろし、お弁当箱を開く。
「キャラ弁・・・」
それは見事な「キャラ弁」・・・
「楽聖ベントーベン・フォン・アレクティスです。」
リシテアールで、革新的な音楽家の顔であった。
「私は、「小女子」弁当です!」
一際ロリっ子の魔王ケイトは、小魚がふんだんに入ったお弁当だ。
「キティルハルムの名産で、メスのコウナゴをこう呼びます!」
ミリィミリィは、携帯栄養食をかじり始める。
そして、牛乳を一気飲み・・・
そのときだった・・・
「あの~・・・
牛乳を飲んで、おっぱいが大きくなるのは・・・
迷信ですよお~・・・」
そこに、牛人が現れた。
牛人は、男性の「ミノタウロス」と女性の「ホルスタウロス」がいる。
彼らの多くは、酪農家だが・・・
「うっさいわねおっぱいオバケ!
察するに、「巨乳の大魔王」!?」
ミリィミリィは、ドスの効いた声で尋ねる。
「いいえ~」
「ホルスタウロス」は、胸をぶるんと震わせる。
ぴきッ!
ミリィミリィの理性のコードがいくつか切れる。
「乳牛の大魔王オッパスです。」
ゆうに、Jカップはあるだろうか・・・
「王太子ユニティア様曰く!
「胸は飾りなの!偉い人にはわからないの!」
この私、「叡智の大魔王」ミリィミリィは・・・
大いに支持します!」
「おっぱい大魔王」です!




