第767話 「愛」ある正義
そのとき・・・
テミスは、「白い」空間にいた。
目の前に、剣と天秤を持つ女性がいる。
「・・・正義の女神アストレア様・・・」
「はい。」
「かつて、地球には「黄金の時代」「白銀の時代」「青銅の時代」があり、「鉄の時代」へと変わりました・・・
人々は、神々の言うことを聞かなくなり、人は一部の「正しい」信仰心を持つ者にしか見えなくなってしまいました・・・
しかし・・・
信仰はなくしても・・・
人はなお・・・
「正義」を持っている・・・
私は、信じます。」
アストレアは語った。
「今の、リシテアールは理想の時代となっています。
さしずめ・・・
「オリハルコンの時代」でしょうか。」
「私は・・・
どうすればいいでしょう・・・?」
テミスは、語り掛けた。
「あなたは、「愛の女神」と「平和の女神」の眷属です。
愛を信じてください。
あなたは、大魔王を親に持った存在ながら・・・
「善なる大魔王」として産まれた、存在・・・
ゆえに・・・
あなたは、「真」の正義に導かれます・・・」
「愛を信じる・・・」
「さあ・・・
行きなさい・・・
大魔王にして、「人と神」の間の者よ・・・」
「こ・・・
これは!」
テミスは、混沌神波動を放っていた。
「天秤の導きがなくとも・・・
私は・・・
信じます!
「愛」ある正義を!」
アストレアのくだりは、神話と少し変えました。




