表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
770/3250

第765話 正義の大魔王ここにあり

「不愉快です。」


美しい少女に成長した正義の大魔王テミス・リーブラは、目の前の審判の大魔王アヌビス・アビスを目にして不快感を隠さずにいた。


「地球の「アヌビス神」の姿をしているだけでも不愉快なのに、その「天秤」・・・」


テミスの持つ「天秤」は、地球の神の一人「アストレア」の由来するもの。


善悪をはかる代物だ。


一方、「アヌビス神」は、少し異なるが似たようなもの。


地球のエジプトでは、人が死ぬと、オシリス神が裁判官を務める審判の間に連れていかれる。


ここで、オシリス神は主な生前の行いを記した書を読み上げる。


アヌビス神は、死者から預かった心臓の壺(カノポス)真実の羽根(マアト)を天秤に載せる。


ここで、心臓の壺(カノポス)の載った皿が重ければ、さすがに見逃せない罪を犯したとされ、地獄に落ち、天国での生活を許されないというものだ。


「神聖なる「アヌビス神」をコケにしています。

正義の大魔王として、捨て置けません!」


テミスは、正義の剣ソードオブジャスティスを構えた。


「捨て置けないなら、どうするのだ?」


アヌビスは、「犬神」の顔で問いかけた。


「斬ります!」


テミスは、きっぱりと宣言した。


正義の大魔王と審判の大魔王の激突です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ