表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
76/3248

第76話 若作り?

妙ににこにことしている、テティス。


「これなどどうでしょう?バスコ・ダ・ガマの丸焼きです。」


バスコ・ダ・ガマ・・・


海棲型の三十センチほどの蛙である。


航海士のような名前である。


「うまいにゃ!これ、いけるにゃ!」


ナキが、丸焼きをがっついている。


「もうちょっと、上品に食べなさいよ。」


これでも、母親である。


「にゃあにゃあ・・・」


乳飲み子である娘、ミラに説教されている。


「うーん・・・大変おいしいです・・・けど・・・なんでこんな固有名に?」


「ライテス卿が、とある航海士のことを話されていたとされています。しかし、発見者が「その名は蛙にこそ相応しい!」と言って・・・」


なんじゃそら。


「おひめさまいくつ?」


「こ・・・こら!」


「十二です。夫を迎えた頃には、いろいろ言われましたが。」


「おさかなさんって・・・たまご?」


「たまご・・・

いいえ。ユニィ姫。私たち「ノーフォーク」は、胎生・・・つまり、おなかのなかで育ててから産みますよ。魚により近い「真魚マーマン」や「人魚マーメイド」は、卵生ですけど。

マーフォークは、彼らと同じ力を持ちながら、人間族と同じ外見と能力を持っています。

ある意味、始祖人猫(ワーキャット)と、現在の人猫ワーキャットの違いみたいですね。」



私は、内心ひやひやものだった。


だって、女性に歳を聞くのは同性でもコワい。


しかし・・・


ヘクセンティアールって・・・


そんな頃から、結婚できるんだ・・・


「ところで、ミリアム姫にお見せしたいものがあります。」


「「新型」のシステムですか・・・」


「はい。

超魔王に対抗するには、人自身強くなるだけでなく、味方全体を強化する必要があると感じました。そこで、私は「歌」を使うことを思いつきました。」


「あ・・・あずさ二号・・・?」


「アレをヒントにしました。」


歌で動く、巨大ゴーレム・・・


しかし、つくった本人は娘にこう罵倒されたとか・・・


「今度は何作った!このクソ親父!」


うーむ・・・


リアル・ミン○イアタック?

いいえ。若かったんです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ