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第744話 王将《キング》をとれ!
私は、呪文を唱えた。
「消滅の矢襖!」
無数の光の矢が、敵艦隊を消していく。
「いくら「兵士」をとったところで終わらん!
くくく・・・」
「言うわね!」
私は、左の袖をまくり上げる。
そこには、手甲状の武器が装着されている。
女王の爪「クイーンズ・クロウ」だ。
「はあああああああああああああああッ!」
神波動を全開にする。
「だりゃああああああああああああッ!」
爪がスライドし、振り下ろした爪から、四つの神波動の爪が飛び出し、敵艦を引き裂いていく。
「女王の爪閃!」
「なるほど・・・
人の生活に浸かっていても、「猫の矜持」は忘れぬと見える。」
「当然!」
獣人族のなかでも、人猫と人狼は、最も「人間族」と親しい。
「いいとこどりするべきでしょ!」
そのとき・・・
ユニィの歌が聞こえてきた・・・
「この曲・・・」
泪の向〇う・・・
「ほほお・・・」
「いいセレクトするわね・・・
誰かを傷つけてまで、得ようとするモノって何かってね!」
久しぶりの「猫的バトル」!




