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第697話 恐るべき禁断の炎
「「娘」の子孫にちょっかいかけた挙句、我が主君の子孫に手出しをしてくれましたね!」
聖なる魔女は、にこやかだったが「目がマジ」だった。
「勝てばいいのです・・・
勝てばね・・・」
聖なる魔女は、ニヤリと笑った。
「そうですね・・・」
ガガガ・・・
「こ・・・
これは・・・!」
要塞空母艦エレノラのミサイル発射管から現れたのは・・・
激しい放射能と、激烈な爆炎!
「か・・・
核ミサイル!」
そう・・・
リシテアールでは、実用化されていないはずの「核兵器」であった。
ゴゴオオオオオオオオン!
核ミサイルが、全弾命中する!
「ひ・・・
卑怯な!」
「おや?
あなたが言ったのですよ?
「勝てばいい。」とね。」
「な・・・
なぜそれを・・・!?」
悪の魔女は、気になった。
核弾頭を生成するには、「ウラニウム」が必要である。
どのようにして・・・
あったとして、いかに生成したか・・・
「私の「娘」の子孫・・・
ミリアリア・イスレ・キティルハルム女王・・・
彼女には、前世の母国が被爆国だと聞いています。
「気が進まない。」と言いながらも、やってくれました。」




