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第687話 スパコーン起動
「リンクするの!」
ユニィが、計器類を操作する。
平和の城塞の中央指令室。
ここには、各艦隊を指揮する王や指揮官、大魔王や魔王が円卓に就き、会議を始める中、中央スクリーンに女性の姿が映し出される。
『まいど、これからお世話になりますよって、「スパコーン」と申しますです!』
どどッ!
王の何人かがコケた。
「スパコーン」の疑似画像・・・
それは、あのハルカ博士がメガネをかけた姿だったからだ。
それに、口調は・・・
邪馬台国の「大阪弁」・・・
「ま・・・
まあ、開発者の一人があの大魔王ジョルジュ殿だ・・・
仕方あるまい・・・」
ラムンセン王が言った。
『今、戦況としては・・・
こっちの両要塞が、悪のパスキールパレスを睨んでる状況やな。』
「ええ。」
私が返す。
『ほな、敵の戦力はようわかっとらん。
けど、今わかったことがあるで。』
スクリーンが切り替わる。
『コレや。』
悪のパスキールパレスは、見る影もなく変わっていた。
「いつの間にこんな!」
もはや見る影もなく、機械化されている。
しかも巨大に・・・
『落とすのは骨やで・・・』




