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第678話 勇者艦隊
「私は、この一戦を任せられたトラルティール科学長官アルナス・ライテスだ。
此度の戦は、敵第二の要塞を落とすことにある!
では・・・
海天使・・・
起動!」
アルナスの激に次いで、葉狐たちが歌い出す。
「神波動値上昇!
さすが、「神」だけあるな。」
ウォルスト艦隊を率いるウォルストが、感嘆の声をあげる。
「これからだぜ!
戦いは!」
ファルス艦隊を率いる、ファルスが言う。
この艦隊が、他の艦隊と違うところ・・・
それは、そのうち主力艦が「勇者座上艦」であること・・・
いずれも、有する「神波動閃熱砲」が、けた外れに強力であることだ。
「勇者艦・・・
攻撃陣形!」
勇者が座上する、七隻の戦艦が、六芒星の陣形を描いた。
七隻の艦首に神波動が集中する・・・
「七大勇者神波動閃熱砲発射!」
ドドオオオオオオオオオオオオオオオン!
凄まじいばかりの、通常の七乗の威力の神波動閃熱砲が、敵艦隊に突き刺さった。
「さあ!
もっと歌うです!」
葉狐は、コーン棒をぶん回して声をはりあげた。




