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第677話 三賢人会議
急ピッチで進む、平和の城塞の造営。
現在は、九割方が完成している。
「困ったもんだ。」
ジョルジュが、口を開いた。
「エルフィーラ王が、今攻めようなんて言ってる・・・」
そう言うと、ヨーグルトドリンクを飲みほした。
「確かに、戦力的に余裕がある。
だがな・・・
現在、武功を挙げられているミリアム陛下やリケ神、ニニギ殿下は休ませねばならん。
ファナ社長やウチのユアンたちも、連日働きづめだぞ!」
アルナスが愚痴をこぼす。
「とにかく・・・
要塞空母艦リシテアールと要塞空母艦エレノラは、こちらに来ると言っていました。」
私は、現状を報告する。
「なら・・・
その前に、一歩前の要塞を叩くか・・・」
ジョルジュが、言う。
「ここは、ウォルストか・・・」
「相性がいいのは、勇者たちよ。」
そして、アルナスが立った。
「よし!
ならば私が、総司令として出よう!」




