第675話 悪の大魔王たちは・・・
悪のパスキールパレス・・・
ここに、猫邪神ノワールを頭として、悪の大魔王たちが集結していた。
「くッ!
ぬかったにゃ!
奇襲攻撃をかければ、リシテアール軍を倒せないまでも、打撃を与えられるって言ったのは誰だにゃ!」
ミケランジェロは、激昂していた。
「あなたではないのか?」
傲慢の大魔王アル・ファシルがツッコンだ。
「・・・ッ!
フン!
故国では、死刑囚同然の男がよく言うゃ!」
「確かに彼は、問題はありますが亜人作業員を使っての流れ作業には定評があります。」
「話じゃ、お前の責任を取って会社の初代会長は「切腹」・・・
上司である現社長は、まとまりかけた縁談を蹴って軍に志願したみたいにゃ!」
「そうですねえ・・・」
ミケランジェロの怒号に涼しい顔の、アル・ファシル。
「・・・
覚悟するのだな・・・」
ライルが、アル・ファシルを見る。
「この世界のキティルハルムは、性犯罪や恋愛関連の犯罪を建国期から可能な限り出さぬようにしている。
言わば貴様は、「キティルハルム国民」でありながらその「前例」を覆した男だ。
社長ファナ・ミケランジェロは、貴様を分子のレベルで「破壊」したがっていることだろう。」
「殺したい」ではすまない。
「なんとでも言え。
私は、あのご都合主義の女王に刑務所に入れられて、変わったのだ。」




