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第665話 夢と絶望と
「あなたに何がわかる!
母親が努力して道を拓き、先へ進めるようにして・・・」
キティルハルムは、ユニィにまくしたてる。
「だから、全てはなくならなければならない!」
しかし・・・
「そうかもしれない・・・
けど・・・
だからこそ、私は夢を「諦めない」の!」
打ち合いが続く・・・
「みんなみんながんばって・・・!
大魔王のはずのジョルジュさんや、ファルスさん・・・
老師も・・・
ウォルストさんも・・・
「正義の大魔王」テミスちゃんの存在こそが、いい形なの!」
ユニィの脳裏に、友人たちと共に行った「地球」が思い出された。
「壊しちゃいけないの!
私は、「宇宙へ行く者」だから・・・!」
ユニィの神波動が高まった。
「「夢」を意図して壊す人たちは、許さない・・・!」
ガンダール・ユニティアが、加速する・・・
「あなたは・・・
今日という日には、いてはならないの!」
そのまま、神波動剣を突きに構える!
「ここからいなくなるの!」
ガンダール・キティルハルムのコクピットを貫いた・・・




