第634話 超電動ロボ別人28号FX
葉狐は、キティルハルム王宮地下で、巨大なロボットの改修作業をしていた。
「電動システム・・・
完全です・・・
マスター認識プログラム良好・・・」
装甲が、以前はブルーだったのが、シルバーとブルーのツートンカラー。
そのときだった。
ミリアムが現れたのは!
「こ・・・
これは・・・!」
私は、まるで「別物」になった「別人」を見た。
「すげえ・・・」
「はいです。
すげえです。」
カエルの子はカエルか・・・
「ただ、以前と違って、必殺技もあるです!」
「ほほう・・・」
葉狐ちゃんの目が、きらりと光る。
「電気エネルギーと神力を一点に集中して、鉄拳をくりだす「超電動拳」がそうです!」
どっかで聞いた。
「正式名称、「超電動ロボ・別人28号」です!」
葉狐ちゃんは、尻尾をぶんぶんと降って応える。
「恐ろしきは、遺伝子よ・・・」
「私も、いじっていたら止まらなくなって。」
このマッドサイエンティストめ!
「いないんですかねえ・・・
「科学者の神様」・・・」
「いるわよ。」
「マジ?」
「マジ。
創造神王・神聖科学者。
全ての科学者の王。」
聞いたことがある・・・
神々の機械を全て、メンテする「科学者の王」がいると・・・




