第619話 対応・・・
私は、任務から帰った稲荷神娘三人と、リケちゃんを応接間で迎えた。
「おや。
この様子だと、「ツクヨミ」は強かったみたいね。」
「強すぎたです・・・」
「マジ怖かったんだから!」
「あんな悪魔、初めて見ました・・・」
葉狐ちゃんたちは、うなだれている。
「すると、陛下はこの三人を「鍛える」ために?」
「そうよ。
いざとなれば、私が飛んでいく予定だったし。」
リケちゃんの問いに答える。
「敵は、「あんなの」ばっかりよ。
いくらこっちの弁を説いたって聞かない。
そりゃ、私は「綺麗ごと」ばっか言ってるけど、両極端で行動するヤツもいるのよ。」
ところで・・・
「この竜みたいな娘は?」
「あちしの使い魔にゃ。」
「ティラノサウルスのテラです。
ファクトリアさんに、古代の地層に眠っていた遺伝情報から再生されました。」
あんのガキャア・・・
後でシメる!
「あの子は・・・
変な植物は作るわ・・・
変な魚は作るわ・・・
変な機械は作るは・・・
いい?
あなた・・・
リケちゃんに拾われて幸運よ!」
テラは、目を丸くした。
「・・・?
同じ、「ミケランジェロ一族」でしょ?」
「いいえ。
ピンからキリよ!」
私は、力説した!
あのキワモノ一族は!




