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第61話 魔装騎士・専用機

銀河人たちは、一定の成果をあげ、帰還した。


しかし・・・


キティルハルム航空宇宙局が、第六惑星に不自然な魔法力・神波動オーラを観測している。


「まさか、専用機を開発するたァ思わんかった。」


先日の儀杖兵運用の、魔装ゴーレム運用データが約に立つ。


「この兵器・・・

もはや魔装ゴーレムじゃないにゃ。」


ナキだ。


こいつ・・・


また、サボったか・・・


てか、こいついつもより元気ないな・・・


魔装騎士ルーンナイトってどうかにゃ?」


「い・・・いけるわ!

いいこと言うじゃない!」


もはや、「新兵器」だ。


「うぷっ・・・」


突然、ナキが突っ伏した。


「これって・・・」


もしやと思って、ナキのおなかに手を当てる。


ん?


こいつ・・・


銀河人の接待業務中、亭主とヤりまくっていたようだし・・・


「オラア!

ナキ!また姫様の邪魔を・・・」


いきなり現れて、ナキをどつこうとするアリシアを制した。


「どうしたにゃ?姫様。」


「おめでたよ。」


「は?」


結局、アリシアは、ナキをおぶって帰って行った。


「やれやれ・・・」


しかし、銀河人たちは、なぜ二度目にきたときに、「第六惑星」の話を一切しなかったか・・・


「彼らは、リシテアールにあの範囲まで行くことのできる技術が、ないことを知っている・・・

なら、怪しいものがあれば教えてくれるはず・・・」


そうだ・・・


「知らなかった」、「気付かなかった」のだ。


すでに、キティルハルムの門キティルハルム・ゲートと軌道エレベーターは、完成しつつある。


「可変型戦艦・・・

かっこいいし、実用的だけどコストがなあ・・・

いくらウチが金持ちだからって限度ってもんがあるぞ・・・」


ホープメイカーだって、元を正せば「発掘戦艦」だ。


「まさか、目指した人のマネをここまでやるたァ、思わなかった・・・」



ナキさん、おめでたです。

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