第606話 なんだコレ!?
「うーん・・・
迷ったです・・・」
葉狐は、キティルハルム王宮の地下通路を散策していた。
「お城の地下室って・・・」
そして・・・
なにやら、ガ○ダムの格納庫のような空間にでた。
そして・・・
「鉄○28号」のような、巨大ゴーレムが!
「ま・・・
まさか・・・「鉄○28号」!?」
いや、まさか・・・!?
あのミリアム女王が、このようなものを・・・
「ありえないです・・」
まあ、専用の魔装騎士なら、開発していそうだが・・・
ウィィィン・・・
ピピピ・・・
『我が名は「別人二十八号」・・・
遺伝子解析・・・
八十七%で、主に近縁である模様・・・』
その時、葉狐の尻尾の毛が逆立った!
リシテアールの人間は、「遺伝子」という言葉は使わず「遺伝情報」よ言う・・・
「あ・・・あのパパ・・・
ついに、やりやがったです!」
そのとき、二人分の足音が・・・
そこには、ミリアムとアルナスがいた。
「ああ・・・
最近じゃ、娘はそう言ってくれない・・・
あの親不孝者の、バカ娘が!」
「ふつー、
言わないです・・・」
「しかし、私に比べて・・・」
聞いちゃいない。
「あいつは、親孝行な娘をもってなんて幸せなんだ!
私は・・・
私は、今・・・
猛烈に感動している!」
即座に、ミリアムと葉狐の痛い視線が、アルナスに刺さった・・・




