第591話 先祖VS子孫1
「このクソ猫!
ムカつくにゃ!」
ミケランジェロが毒づいた。
「こっちのセリフにゃ!
偉大なご先祖の初代ミケランジェロそっくりのアホが!」
両者の視線が、ぶつかりあって火花を散らす。
葉狐は、「中心」に枯れ葉をそっともっていく・・・
ぶおッ!
一瞬に点火し、燃え尽きる。
「手を入れないほうがいいです・・・」
先手はナキだった。
「いでよ!
「黄〇バット」!」
金色のバットを召喚し、握る。
「彫刻家と思ってなめたら、いかんにゃ!」
手あたり次第殴るナキ。
しかし・・・
「にゃーははは!
奥義・クラーケンダンス!」
ミケランジェロは、背骨・腹筋・背筋を駆使してかわしまくる!
「あ・・・
当たらないにゃ!」
「当然にゃ!
「平和神ですら、当てられなかったにゃ!」
だが・・・
「絵面が、キモいです・・・」
「同感なの・・・」
タコ踊りならぬ「イカ踊り」だ。
そのとき・・・
ドカッ!
バキッ!
次第に当たるようになっていく・・・
「痛いにゃ・・・
なぜ当たるにゃ!?」
「にゃーははは!
「クラーケンダンス」破れたり!
そこの「パンパ〇ス」男が、「美人局長」にやられたときのことを、あちしは聞いていたにゃ!
そう!
この技は、避ける軌道を読まれると、「先読み」されてボコられる運命にあるにゃ!」
「だったら・・・」
「やるにゃ?」
ナキとミケランジェロは、大地を蹴って、空に飛んだ。
「「コークスクリュー・クロスカウンター・キック」!!!」




