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第527話 聖地整備計画
リケは、悩んでいた。
そこで、ある人物に相談することにした・・・
「陛下!
イカした、聖地の「境界線」の作り方ないかにゃ!?」
王立図書館で、「オオカミ王ロボット」という童話を読んでいた私に、リケちゃんが声をかけてきた。
ちなみに、著作者はリケちゃんだ。
うーん・・・
十代も半ばすぎると、さすが女神様だけあって、きれいなプロポーションだ。
胸はないが。
「ハニワに続いて、石像はやめたのね。」
「にゃ・・・
無理にゃ・・・
同じモノそろえて並べるのがツラいにゃ・・・」
いいかげん、気づいたらどうだろう・・・
この路線でいくと、自分ひとりでやろうとするとひどく建築コストがかかることに・・・
「そもそも、モノを一つ一つつくるのが大変よ。
ハニワで気づいたでしょうが・・・」
「だから、次は石像で・・・」
ひどくなってどうする!
「いっそ、生垣でいいんじゃないの?」
「でも、「神」の威厳が・・・」
変なこと気にするなあ・・・
「・・・でも、いいかもしれないにゃ・・・」
後日・・・
聖地では、ときどきタンクトップとミニスカートで、「青バラ」を植える女神の姿が見られたという・・・




