第520話 邪馬台国・軟体山発掘記
それは、執務中に書類に紛れていた書簡・・・
邪馬台国の皇室の紋章が、書かれた封書・・・
「なんだろコレ・・・」
封を開けて、目を通す・・・
しかし私は「オ○Q」のような器用な「目」を持ってはいないが。
「こ・・・これは!」
た・・・
楽しい!
私は、すぐさまスケジュールを調整した。
「よくぞいらした!
陛下なら、興味を持たれると思った!」
探検家の服装のニニギ殿下と、サクヤ妃殿下・・・
そして生物学者たちが山の入り口で、私たちを出迎えてくれた。
「ここは、太古は海だったのだ。
やがて、地殻変動で山となったが・・・
最初の頃には、巨大海ナメクジやクラーケン等の化石ばかり見つかるので、「軟体山」と呼ばれるようになったのだ。」
「にゃーははは!
「軟体山」・・・
にゃーははは!」
ナキが、爆笑している。
こいつ・・・
連れて来ないほうがよかったかな・・・
「先日、みつかったのが、首長竜によく似た「ナメクジ」だといいますが。」
「おもしろそうなの!」
ユニィが目を輝かせる。
「かつて、地球のイギリスという地方で、似たような生物のうわさがあったと聞くが。」
「地球に行ったとき聞いたの!」
ユニィは、目を輝かせている。
誰に似たんだ?
この好奇心旺盛なところは・・・




