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第519話 壁に耳あり、障子に目あり

邪馬台国東宮ニニギは、本日の執務を終え、東宮妃のサクヤと甘い時間をすごそうとしていたが、妙な気配を感じた。


「・・・ニニギ様・・・?」


さすがに、サクヤもその気配を察知する。


「こう見張られてはな・・・」


一計を案じ・・・


「姿を現せ!

隠密お庭番衆イサダ・ミミ!

メアリー・ミケランジェロ!」


すると・・・


ぼこッ!


「壁に「ミミ」あり!」


ばりッ!


「障子に「メアリー」!」


壁を破壊して現れたのは、女性警官姿の人兎ワーラビットの少女。


障子を破って現れたのは、同じ姿の人猫ワーキャットの若い女性・・・


「「決まった!!!」」


ごんッ!


ニニギの拳骨が、二人のどたまに炸裂した。


「貴様ら・・・

何をやっておるか!?」


「だって・・・」


「やりたかったにゃ・・・」


ニニギの胸にふつふつと、怒りがわいてきた。


「くだらんネタのために、貴様らは主君のプライベートタイムを妨害するか!?」


「「滅相もない!」にゃ!」


「そう思うなら、壁と障子を直せ!

修理代は、今月の給料からひいておく!」


「うへぇ・・・」


「にゃあ・・・」


邪馬台国の東宮御所は、今日も平和だった・・・

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