第503話 新兵器・魔装機神
第六惑星・・・
ここでジョルジュは、新兵器の開発に当たっていた。
「この操縦系を兼ねるユニットが、魔装騎士JRK-001クビラス。
後は、この砲台を備え付けた巨大コンテナを接続点や、クビラスの手で「操縦」するんだ。
全てまとめた形態が、魔操ゴーレム・カピバランのデータから作り上げた「新兵器」という訳さ。」
「まるで、「魔装騎士が乗った魔繰ゴーレム」ですね・・・
うーん・・・
「魔神」、「機神」・・・
あわせて、「魔装機神」でどうでしょう。」
ニコが言う。
「JRM-001ネオ・カピバラン・・・
フフフ・・・
強襲揚陸艦の支援を、魔装機神が請け負い、その脇を魔装騎士が務める・・・
ああ・・・
圧倒的じゃないか!」
「まったく・・・
自信過剰にゃ・・・」
側にいた、ファクトリアが記録装置をニコから受け取り、ぼやいた。
「中途半端にゃ。
大火力は、戦艦・強襲揚陸艦・要塞空母艦にあれば充分にゃ。」
「へっ?」
「「・・・・・・」」
「ま、国連軍や陛下に奏上するにゃ。
しかし・・・
陛下なら、魔装騎士の中型強化ユニットとしてつくるだけにゃ。」
事実、流星雨という兵器を投入している。
「この胸なし!」
事実、ファクトリアの胸は平らだ。
「胸なんて飾りにゃ。
偉いヤツには、わからんにゃ。
キティルハルムで、胸がでっかいのはマイカさんだけにゃ。
トラルティールのアルナス卿だって胸は、でっかいけど、「こんな邪魔なブツのどこがいい!?」って言ってたにゃ。」
言うと、ファクトリアは宇宙船で帰っていった。




