第473話 二人のエレノラ
悪の城・・・
そこで・・・
「ぎゃひいいいいいいッ!」
「にゃーははは!」
パルパスは、ミケランジェロに搾られていた・・・
「うう・・・
まただ・・・」
「この「窄精機」・・・
「作成」してよかったにゃ・・・」
何を「搾る」のかは、言わないことにしておく・・・
「ん?
ライル補佐官・・・
どうしたにゃ?」
ライルが、二人の前に現れた。
「ああ。
国連軍が、この世界の「エレノラ」を蘇らせたらしい。
それも、要塞空母艦のコアユニット兼艦隊指令としてだ。」
「うへ・・・
平和の女神リケ・ミケランジェロも、敵艦隊の攻撃から味方を守るために大魔法を連発したらしいにゃ・・・
それに劣るかどうかは不明だけど、自艦から魔法をぶっ放してくるかもしれないにゃ・・・」
「そうだ。
すでにこちらはアルコンを倒されている。」
「あんなのいてもいなくても、一緒にゃ。
ただ、娘が地獄に道連れにしたことで、リシテアール全体の士気が高まっているにゃ。」
ミケランジェロは、ぎりりと歯を食いしばる。
「おら!
「目」を食いしばるにゃ!」
どげんッ!
パルパスを蹴っ飛ばす。
「えっ!?
ムリだって!」
「不可能だと思うから、できないにゃ!
なせばなるにゃ!」
できたらすごい。
「あ~・・・
なんで、敵も味方も強烈な奴らばっかなんだよ!」
「「マ○ティの法則」にゃ。」
「わかんねぇ!」
たぶん、理解は不能だろう・・・
エレノラ・・・
悪の魔女は、旧エレノラ邸にいた。
「興味はある・・・
「滅びなかった歴史」・・・
しかし・・・
「あっては」ならない・・・」




