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第472話 三賢人と魔女
「ぷはあッ!
食った食った!」
聖なる魔女は、お腹をさすって満足していた。
「これ・・・
どうするんですか・・・?」
いまいち、彼女が人間体なのか機械人間なのかわからない。
「ズバリ・・・
君は、「有機動力変換型動力炉」の持ち主だね?」
ジョルジュが、尋ねた。
「よくわかりましたね。」
「国連軍にも、リシテアール各国にも技術供与はしているからね。
大方、ファルス君の機械の肉体のフィードバックだろ?」
ジョルジュは、懐から煙草のような物体を取り出す。
「おい。
煙草は、控えろとあれほど・・・」
アルナスが、注意するが・・・
「・・・・・」
にやりと笑い、ジョルジュは煙草の紙を剥き始める。
でてきたのは、チョレートだった。
「毎度君というやつは・・・」
「おや?
この手のギャグは、君の十八番じゃないのか?」
「・・・・・・」
表情を変え、聖なる魔女は、床につっぷしてたたき始める・・・
「ぷくく・・・
この時代は、楽しい人がいっぱいね・・・!
「もう一人の「私」や「娘」に好きにさせるのがもったいないわ!」




