第468話 バラエティー番組
「さあ!
臭野ヒトシです!
今週も、不気味の舞台で!」
人のいいオッサンな外見の司会が、声をあげる。
「今回の不気味の舞台は、パスキール島・・・
グロテスクハンターが、パスキール・パレスに参りました!」
「変な実験をしていたネズミがいたんですってね!」
そう言ったのは、猫柳テツコ。
人大熊猫交流会の会長を務める、「生きた化石」と呼ばれるオバサンだ。
自分の幼少期を書いた、「崖っぷちのトットちゃん」で、ベストセラーになった人だ。
「失礼ですよ、猫柳さん!
今、彼はリシテアールの指導者の一人の大魔王様なんですから!」
言ったのは、「万年ボッシュー徒」の如々村マコトだ。
グロテスクハンターと呼ばれる、記者がおそるおそる闇の中に入っていく・・・
そして・・・
「ばあッ!」
「きゃあッ!」
グロテスクハンターの女性は、仰天する。
「やあッ!
今回は、僕が案内しよう!」
なんと!
ネズミの姿のジョルジュだった。
「にゃーははは!
こんな番組に出てたのかにゃ!?」
腹を抱えて、ナキが笑う。
「楽しいだろ?」
「いんや。
悪趣味なの・・・」
ユニィが、ナンモナイトクッキーを齧りながら言った。
番組は、しめに向かう。
「マコト君・・・
ボッシュー徒!」
「ああッ!」
「ほーほほほ!」
「来週もまた、不気味の舞台で!」
「来週は、とっても個性的な「蛸酢料理」です!」
アナウンスが流れ、終了する。
「できるわね・・・
猫柳テツコ・・・」
チェシャ猫さんが、お茶を飲みつつ言った・・・




