第467話 きぐるみーず・・・
その夜・・・
王宮の居間に、ユニィ、ナキ、ジョルジュ、ニコ、チェシャ猫さん、アルナス、アリス、トメさん、レンちゃん、マイカさんが揃っていた。
私とユニィは、「黒猫さん」。
ナキは、「ペンギンさん」。
ジョルジュとニコはそれぞれ「白ネズミさん」と「黒ネズミさん」(元からだってば!)。
チェシャ猫さんは、「微妙な模様の猫さん」。
アルナスは、「狼さん」。
アリスは、「ウサギさん(ネザーラントドワーフ)」。
トメさんは、「ウサギさん(シロウサギ)」。
レンちゃんは、「狐さん(尻尾は自前)」。
マイカさんは、「ロシアンブルー」・・・
それぞれの着ぐるみパジャマを着ていた。
「しかし、僕らはなんだろね・・・
「ネズミ」に「ネズミの着ぐるみ」って・・・」
「いいじゃないですか先輩!
楽しみましょう!」
夜のお茶会。
基本的に男性は、いない。
例外のジョルジュは、居心地悪そうだ。
「しかし、「コレ」で戦うとは、ナキ閣下もやるもんだ。」
優雅にお茶を飲み、アルナスが言う。
「狼さん」が、妙に似合う。
「閣下は、よすにゃ!
あちしはまだ、正規の評議員じゃないにゃ。」
なんかこの「ペンギンさん」が、板についてきたナキだ。
「いいですねえ・・・
マイカさん。」
レンちゃんが、ふさふさの尻尾を振って言う。
「うん!
新作のインスピレーションが、「降りて」きたぞお!」
ロシアンブルーの着ぐるみで、熱血するマイカさん。
「じゃ・・・
いい時間だから、「世界不気味発見」を観るの。」
ユニィが、遠隔操作機を手にする。
この姿も、なぜか似合う・・・




