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第458話 血清

「うーん・・・

ニコの神波動オーラは、こっちか。

キティルハルム王宮だな。

心配性だな・・・

まあいい。

手間が省ける。」


ジョルジュは、呪文を唱える。


「だから、あいつは不死身にゃ。

ふぎゃっ!?」


アリシアは、突然現れたジョルジュに仰天する。


「えっ?」


「なんだい・・・

人を妖怪みたいに・・・」


ジョルジュは、アリシアにツッコむ。


「せっかく、お土産をもってきたのに・・・」


「充分妖怪よあなた・・・」


私はツッコむ。


「あのアホ・・・

僕には毒が効かないってわかってるはずだったんだが・・・」


言うと、ジョルジュは白衣のポケットから小瓶を出す。


「僕の血は、あらゆる毒が効かない。

これはパルパスの奴から「もらった」毒を、僕の体内で精製した抗体が含まれた血液だよ。

なに。

複製培養でデータを複製すればいい。」


ジョルジュは、私に血の入った小瓶を渡す。


「ありがとう・・・」


「礼には及ばんさ。

僕だけじゃなく、大魔王のみんなも君たちと交流して、ずいぶんと生活が便利になっている。」




「・・・すげえにゃ・・・」


王宮に訪れたファクトリアは、サンプルの一滴を私の個人端末パソコンで読み取って絶句した。


「なんて反則な抗体にゃ・・・

これって、破壊するにはそれこそ放射能を使うしかないにゃ・・・」


「やりすぎかな?」


「これがあったら、遺伝子工学専門の錬金術師は、商売あがったりにゃ・・・」





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